看護師の仕事に役立つ知識
食中毒ケアに携わる際に役立つ知識を紹介します。患者を観察する際には最新の注意を払わなければなりません。看護師はどのような役割を担うのかをあらかじめ理解しておきましょう。食中毒に苦しむ患者は心身が疲弊しているので、自分の症状を上手く伝えられない可能性があります。そういった状況でも適切な判断を下すためには、食中毒に関する専門的な知識を備えておく必要があります。そこでおすすめなのが、感染管理の専門資格である「感染管理認定看護師」です。
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食中毒ケアのポイント
食中毒患者が来院した際にまず実施するのが問診です。「食歴」「発熱」「下痢」「嘔吐」の状況を細かく聞き、診療の優先順位を決定します。感染型の食中毒が疑われる場合には、他の患者から隔離するなどの対応が必要です。便の検査を行うため、感染対策を徹底しなければなりません。状態が急変する可能性があるため、患者から目を離さないようにしてください。特に、ボツリヌス菌が原因の場合は呼吸筋の麻痺が起こるかもしれないので注意が必要です。
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感染管理のスペシャリスト資格
食中毒などの院内感染を防ぐためには、感染管理の専門家が必要です。そこで、多くの現場で求められているのが「感染管理認定看護師」です。食中毒は年間を通して発生しやすい病気なので、日頃から意識を高く持っておかなければなりません。感染症対策の基本である手洗いなどの手指衛生は、看護師だけでなく他のスタッフや患者など、現場にいるすべての人が徹底しなければなりません。そのため、感染予防に関する周囲への働きかけが求められます。
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内科に向いている看護師とは
食中毒ケアを行うのは内科の看護師です。ここでは、内科に向いている看護師の特徴を紹介します。まず、コミュニケーション能力がある人は向いています。患者が来院した際に行う問診の内容は、今後の治療方針を決定付けるといっても過言ではありません。そして、問診の際には高いコミュニケーション能力が求められます。また、治療が長期化する可能性があるので、長期的な視点を持ち、あらゆるケースを想定した上で業務を進める力が必要です。
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