内科に向いている看護師とは

食中毒ケアに携わる看護師が勤務するのは内科です。そのため、食中毒ケアに興味のある看護師は自身に適性があるかどうかを判断しなければなりません。ここでは、内科に向いている看護師の特徴を挙げていきます。

内科に向いている看護師とは

コミュニケーション能力がある

内科では薬や点滴による治療を行います。診察時の状態に応じて処置を行っていくので、問診が必要不可欠です。そして、問診の際に重要なのがコミュニケーション能力です。患者から得た情報を医師に報告するためにもコミュニケーション能力が求められます。じっくり相手と関わりながら信頼関係を構築し、必要な情報を得る能力がある人は内科に向いています。

長期的な視点がある

内科は長期的に治療を行うことが多いため、経過状態の観察が大切です。即効性の高い薬を扱う場合には薬の知識が必要ですが、一方で患者の体調に適応するまでに時間を要する薬を使用することもあります。その際は患者に対してどのような効果があるのかを把握した上で、長期的な視点で観察し、看護にあたる必要があります。

あらゆる可能性を探れる

食中毒を理由に来院した患者が、元々複数の疾患を持っている可能性もあります。特に高齢者は慢性疾患を持っている可能性が高いです。その場合、慢性疾患の状態を加味しながら治療を進めていかなければなりません。そのため、内科に勤める看護師はあらゆるケースを想定した上で業務を進めていく必要があります。すでにある程度の臨床経験がある看護師は内科に向いているでしょう。

洞察力がある

内科は症状が目に見えないケースが多いので洞察力が求められます。例えば、認知症の人が来院した場合、自分の症状を上手く伝えられない可能性があります。そういった際にも、患者の状態を正確に判断しなければなりません。観察の結果次第で医師の対応も変わります。今後の治療方針を決めていく上で重要な役割を担うため、あらゆる角度から物事を見ることのできる看護師は内科に向いているといえます。

柔軟性がある

病棟で勤務する看護師の中には、自分が担当していない患者の症状についても報告してくれる人がいます。シフト制で出勤するため、自分がいない時の患者の情報が重要となります。「自分が担当する患者のことは自分が一番知っている」という態度ではなく、あらゆる意見を取り入れる柔軟性を持つ必要があります。こういった柔軟性は、職場の人間関係を構築する際にも役立ちます。柔軟なコミュニケーションはチームワークを高めるために必須です。それが結果的に質の高い看護を実現し、患者のためにもなります。

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